【WordPressのセキュリティ被害】あなたのサイトは大丈夫?

WordPressの脆弱性を悪用した攻撃は日々増加しており、多くのサイトが被害を受けています。

個人事業主や企業にとって、WordPressサイトのセキュリティ被害は深刻な損失につながります。

そこで今回は、WordPressのセキュリティ被害の実態と、具体的な被害例を解説します。
さらに、被害を防ぐための対策についても詳しくご紹介します。

1. WordPressの被害は起きている

不正ログインは危険

WordPressは、世界で最も利用されているCMS (Content Management System) です。
その人気ゆえに、ハッカーにとって格好の標的となっています。

2023年上半期、WordPressサイトを狙った攻撃は10億件を超えました。

これは、1日に約6,000万件の攻撃が行われている計算になります。
これらの攻撃は、様々な被害をもたらします。

2. 被害例1. アカウント乗っ取り

2-1. 被害状況

アカウント乗っ取りは、最も一般的なWordPressの被害の一つです。

ハッカーは、パスワードの推測や脆弱性を悪用して、ユーザーのアカウントに不正ログインします。
ログインに成功すると、ハッカーはサイトの管理権限を奪い、様々な悪事を働きます。

2-2. 被害の具体例

  • サイトの改ざん
  • 個人情報の流出
  • スパムメールの送信
  • 不正なアクセス
  • ランサムウェアの感染

このような被害を受けると、復旧するまで多くの時間を要する事があり、多大な被害となる可能性があります。

2-3. 被害を防ぐ対策

  • 強力なパスワードを設定する
  • 二段階認証を有効化する
  • ログイン履歴を定期的に確認する
  • 不要なユーザーアカウントを削除する

履歴確認するなど、日々のチェックをおこなうことで未然に防ぐことができます。

3. 被害例2. サイト改ざん

3-1. 被害状況

サイト改ざんは、ハッカーが悪意のあるコードをサイトに注入する行為です。改ざんされたサイトには、以下のような被害が発生します。

  • ユーザーの個人情報が盗み取られる
  • 悪意のある広告が表示される
  • 検索エンジンから除外される
  • サイトの評判が損なわれる

3-2. 被害の具体例

  • クレジットカード情報の盗み見
  • フィッシング詐欺
  • マルウェアの拡散
  • SEO対策の悪影響

3-3. 被害を防ぐ対策

  • テーマ・プラグインを最新の状態に保つ
  • 脆弱性対策プラグインを導入する
  • ファイルのアクセス権限を適切に設定する
  • 定期的にバックアップを取る

4. 被害例3. ファイルの削除

4-1. 被害状況

ハッカーは、サイトのファイルを削除したり、暗号化したりすることで、サイトを破壊することがあります。

ファイルが削除されると、サイトが表示されなくなるだけでなく、バックアップデータがなければ復旧が困難になる場合があります。

4-2. 被害の具体例

  • サイトの完全消失
  • データの損失
  • 復旧作業による時間とコスト
  • 顧客情報の消失

4-3. 被害を防ぐ対策

  • 定期的にバックアップを取る
  • オフサイトバックアップを活用する
  • ファイルのアクセス権限を適切に設定する
  • セキュリティ対策プラグインを導入する
  • ファイアウォールなどのセキュリティ対策を施す

5. WordPressのセキュリティ被害を防ぐための対策

5-1. パスワード対策

  • パスワードは複雑で推測困難なものにする
  • パスワード管理ツールを活用する
  • 二段階認証を有効化する
  • 定期的にパスワードを変更する

5-2. プラグイン・テーマのアップデート

  • プラグイン・テーマは最新の状態に保つ
  • 脆弱性のあるプラグイン・テーマは使用しない
  • 信頼できる開発元のプラグイン・テーマのみを使用する

5-3. セキュリティ対策プラグインの導入

  • ログイン試行回数制限プラグイン
  • ファイアウォールプラグイン
  • 脆弱性スキャンプラグイン
  • マルウェア対策プラグイン

5-4. バックアップの取得

  • 定期的にバックアップを取る
  • オフサイトバックアップを活用する
  • バックアップデータの復旧方法を確認しておく

5-5. その他の対策

  • WordPress本体を最新の状態に保つ
  • 不要なプラグイン・テーマは削除する
  • セキュリティに関する情報収集を怠らない
  • セキュリティ対策に詳しい業者に相談する

6. まとめ

WordPressは、セキュリティ対策を怠ると、様々な被害を受ける可能性があります。

上記で紹介した対策を参考に、あなたのWordPressサイトをしっかりと守りましょう。

WP保守ガードでは、WordPressサイトのセキュリティ対策サービスを提供しております。
セキュリティ対策の専門スタッフが、あなたのサイトを安全に守ります。

投稿者プロフィール

遠藤 晃太
遠藤 晃太代表
WordPressを使ったサイト制作は10年以上。
これまでにショッピングサイト、カーショップ、不動産、認定講座、弁護士、生命保険、病院、司法書士、飲食店、運送業、高校案内サイト、留学案内サイト、施設案内サイト、幼稚園、鍼灸院、キャンプ場、大学など、多数のサイト制作してきました。
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