データベース接続確立エラーが発生!WordPressサイト運営を救う、原因と解決方法の完全ガイド
WordPressで突然サイトが表示されなくなった!
そんな経験はございませんか?
焦って原因を探してみると、「データベース接続確立エラー」という見慣れないエラーメッセージが...。
このエラーは、WordPressサイトとデータベースの接続が切断されてしまったことを示しており、放置すればサイト運営に致命的な影響を与えてしまいます。
本記事では、WordPressで発生する「データベース接続確立エラー」の原因と解決方法を徹底解説します。
専門業者による詳細な分析と豊富な事例をもとに解説しますので、ぜひ最後までご一読ください。
1. データベース接続確立エラーとは?
ホームページを家、サーバーを土地、ドメインを住所に例えると、データベースは家の設計図と家具を保管する倉庫のような役割を果たします。
データベースには、記事、画像、ユーザー情報など、ホームページを構成する重要なデータが格納されています。
データベース接続確立エラーとは、この倉庫へのアクセスができなくなる状態を指します。具体的には、ホームページとデータベース間の通信がうまくいかず、倉庫の扉が開かなくなってしまうイメージです。
このエラーが発生すると、ホームページが表示されなくなる、記事の編集や投稿ができなくなる、ユーザーがログインできなくなるなど、サイト運営に深刻な影響を与えます。
2. データベース接続確立エラーの主な原因
データベース接続確立エラーの主な原因は7つ考えられます。
それぞれ原因と解決策を詳しく解説しますので、該当する項目をチェックしてみてください。
2-1. wp-config.phpファイルの記述ミス
wp-config.phpファイルは、WordPressの設定情報が記載された重要なファイルです。このファイルに誤った情報が記述されていると、データベースへの接続がうまくいかず、エラーが発生します。
解決策
- wp-config.phpファイルのバックアップを取る
- wp-config-sample.phpファイルをwp-config.phpファイルにコピー
- wp-config.phpファイルに正しい情報を記述
- ファイルを保存
正しい情報の記述方法については、レンタルサーバー会社のマニュアルまたはサポートをご確認ください。
2-2. データベースのホスト名、ユーザー名、パスワードの誤り
データベースに接続するには、ホスト名、ユーザー名、パスワードの3つの情報が必要です。これらの情報が間違っていると、アクセス許可が得られず、エラーが発生します。
解決策
- レンタルサーバー会社の管理画面またはマニュアルで、正しいデータベース情報を確認
- wp-config.phpファイルのDB_HOST、DB_USER、DB_PASSWORDを正しい情報に修正
- ファイルを保存
パスワードを変更した場合は、wp-config.phpファイルのパスワードも必ず変更してください
2-3. データベースの容量不足
データベースには、容量制限があります。この制限を超えてデータが格納されると、エラーが発生し、新しいデータを保存できなくなります。
解決策
- データベースの使用容量を確認
- 不要なデータを削除
- データベースの容量を拡張
不要なデータとしては、スパムコメント、古い記事、使用していないプラグインなどが挙げられます。
データベースの容量拡張については、レンタルサーバー会社のマニュアルまたはサポートをご確認ください。
2-4. プラグインやテーマの不具合
互換性のないプラグインやテーマを導入したり、古バージョンのプラグインやテーマを使用し続けると、データベースへのアクセスに問題が発生し、エラーが発生することがあります。
解決策
- すべてのプラグインを無効化
- デフォルトのテーマに切り替え
- 問題が解決しない場合は、プラグインやテーマを1つずつ有効化し、原因を特定
- 原因となったプラグインやテーマを最新バージョンにアップデートまたはアンインストール
互換性のあるプラグインやテーマを使用し、最新バージョンに常にアップデートしておくことが重要です。
2-5. サーバーの過負荷
サーバーに負荷がかかりすぎると、データベースへのアクセス処理が遅延したり停止したりして、エラーが発生することがあります。
解決策
- サーバーの負荷状況を確認
- アクセス数が多い時間帯を分析
- 必要に応じて、サーバープランを上位に変更
サーバーの負荷状況については、レンタルサーバー会社の管理画面で確認できます。
2-6. セキュリティ対策による影響
ファイアウォールなどのセキュリティ対策が適切に設定されていないと、データベースへのアクセスを遮断してしまい、エラーが発生することがあります。
解決策
- ファイアウォールの設定を確認
- 必要なポートが開放されていることを確認
- 必要に応じて、セキュリティ対策を見直す
ファイアウォールの設定については、レンタルサーバー会社のマニュアルまたはサポートをご確認ください。
2-7. データベースの破損
データベースが破損すると、データが読み取れなくなり、エラーが発生します。ハードウェアの故障、停電、マルウェア感染などが原因で破損することがあります。
解決策
- データベースのバックアップから復元
- 破損が軽微な場合は、修復ツールを使用して修復
データベースのバックアップは定期的に取るようにしましょう。
3. データベース接続確立エラーの解決方法
データベース接続確立エラーが発生した場合、以下の7つの手順で解決を試みてください。
3-1. wp-config.phpファイルの記述を確認
wp-config.phpファイルの記述ミスは、エラーの最も一般的な原因です。2-1で解説した解決策に従って、記述を確認してください。
3-2. データベースのホスト名、ユーザー名、パスワードを確認
データベースへのアクセス情報が間違っていることも、エラーの原因となります。2-2で解説した解決策に従って、情報を確認してください。
3-3. データベースの容量を確認
データベースの容量が不足していることも、エラーの原因となります。2-3で解説した解決策に従って、容量を確認してください。
3-4. プラグインとテーマを無効化
互換性のないプラグインやテーマが原因でエラーが発生している可能性があります。2-4で解説した解決策に従って、プラグインとテーマを1つずつ無効化にしながら確認してみてください。
無効化しても問題が解決しない場合は、1つずつ有効化し、原因を特定してください。原因となったプラグインやテーマは、最新バージョンにアップデートまたはアンインストールしてください。
3-5. サーバーの負荷状況を確認
サーバーに負荷がかかりすぎていることも、エラーの原因となります。2-5で解説した解決策に従って、負荷状況を確認してください。
3-6. セキュリティ対策を見直す
不適切なセキュリティ対策が原因でエラーが発生している可能性があります。2-6で解説した解決策に従って、セキュリティ対策を見直してください。
3-7. データベースを修復または復元
データベースが破損している場合は、修復または復元が必要となります。2-7で解説した解決策に従って、修復または復元を試みてください。
上記の手順を試してもエラーが解決しない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
4. データベース接続確立エラーが改善できない時には専門業者に相談
データベース接続確立エラーは、原因の特定と解決に専門知識が必要となる場合が多く、ご自身で解決するのは難しい場合があります。
以下のような場合は、無理に解決しようとせず、専門業者に相談することをおすすめします。
- 上記の手順を試してもエラーが解決しない
- データベースの復旧や修復が必要と思われる
- WordPressやサーバーに関する知識や経験がない
専門業者は、豊富な知識と経験に基づいて、迅速かつ確実にエラーを解決します。また、再発防止のための対策もアドバイスしてくれます。
まとめ
データベース接続確立エラーは、WordPressサイト運営者にとって深刻な問題です。しかし、原因を正しく特定し、適切な対策を講じれば、解決することができます。
本記事では、データベース接続確立エラーの原因と解決方法について、詳しく解説しました。ご自身で解決を試みる場合は、上記の手順を参考にしてください。解決が難しい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
当サイトは、WordPressの保守を専門とする業者です。データベース接続確立エラーをはじめ、WordPressに関するあらゆる問題を解決いたします。お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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WordPressを使ったサイト制作は10年以上。
これまでにショッピングサイト、カーショップ、不動産、認定講座、弁護士、生命保険、病院、司法書士、飲食店、運送業、高校案内サイト、留学案内サイト、施設案内サイト、幼稚園、鍼灸院、キャンプ場、大学など、多数のサイト制作してきました。
じっくりと話し合い、お客様にピッタリのご提案やサポートを目指します。
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