サイバー攻撃でサイトが閉鎖?ホームページをウイルスから守る方法をご紹介
近年、巧妙化するサイバー攻撃は、個人事業主や企業にとっても深刻な脅威となっています。
もし、ホームページがサイバー攻撃を受けたら、サイト閉鎖や情報漏洩などの被害が発生する可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、これらの被害を防ぐことができます。
本記事では、
- 最近起きているサイバー攻撃の動向
- サイバー攻撃された被害事例
- サイバー攻撃者の目的
- ホームページをサイバー攻撃から守る方法
について詳しく解説します。
ホームページを安全に運用するためには、セキュリティ対策が不可欠です。
この記事を参考に、ぜひ自社のホームページのセキュリティ対策を強化してください。
目次
1. 最近起きているサイバー攻撃の動向
近年、サイバー攻撃はますます巧妙化しており、個人事業主や企業にとっても深刻な脅威となっています。
特に、以下の3つの攻撃が活発化しています。
1-1. ランサムウェア攻撃の増加
ランサムウェアとは、コンピュータシステムをロックし、復旧のために身代金を要求するマルウェアです。
近年、ランサムウェア攻撃は増加しており、被害額も急増しています。
1-2. サプライチェーン攻撃の巧妙化
サプライチェーン攻撃とは、企業の取引先を標的とした攻撃です。
攻撃者は、取引先のシステムに侵入し、そこから本命の企業に侵入します。サプライチェーン攻撃は、巧妙化しており、被害を防ぐことが困難になっています。
1-3. 個人情報漏洩を狙った攻撃
近年、個人情報漏洩を狙った攻撃も増加しています。
攻撃者は、ホームページの脆弱性を突いて侵入し、顧客情報などを窃取します。
2. サイバー攻撃された被害事例
サイバー攻撃の被害は、想像以上に深刻です。以下、最近の被害事例をご紹介します。
2-1. ニコニコ動画の大規模サイバー攻撃
2024年6月、動画配信サイト「ニコニコ動画」がサイバー攻撃を受け、サイトが一時閉鎖されました。
この攻撃の影響で、復旧までに1ヶ月以上かかる見込みで、現在は、Re仮として運用されています。
2-2. JAXAのホームページ改ざん被害
2024年6月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページが改ざんされました。
この攻撃により、情報漏洩した可能性があることを明らかにしました。
2-3. 中小企業を狙ったサイバー攻撃
近年、中小企業を狙ったサイバー攻撃も増加しています。
中小企業は、セキュリティ対策が脆弱な場合が多く、攻撃されやすいターゲットとなっています。
3. サイバー攻撃者の目的とは?
サイバー攻撃者は、様々な目的で攻撃を行います。主な目的は以下の3つです。
3-1. 金銭的な利益
多くの場合、サイバー攻撃者は金銭的な利益を目的としています。
ランサムウェア攻撃や情報漏洩によって、企業や個人から金銭を脅し取ろうとします。近年では、仮想通貨を使った金銭要求も増えています。
3-2. 情報窃取
企業の機密情報や顧客情報などを窃取する目的で攻撃を行う場合もあります。窃取した情報は、不正取引やインサイダー取引などに利用される可能性があります。
また、国家機関を狙ったサイバー攻撃では、国家安全保障に関わる情報が窃取される被害も発生しています。
3-3. 企業イメージの毀損
企業のホームページを改ざんしたり、サービスを停止させたりすることで、企業イメージを毀損する目的で攻撃を行う場合もあります。
近年では、ソーシャルメディアを介して拡散される「風評被害」も深刻化しています。
4. どんなホームページでもサイバー攻撃の被害にあう可能性
サイバー攻撃は、規模や業種に関わらず、どんなホームページでも被害にあう可能性があります。
特に、以下の3つの場合、被害にあうリスクが高くなります。
4-1. 中小企業は特に狙われやすい
中小企業は、セキュリティ対策が脆弱な場合が多く、攻撃されやすいターゲットとなっています。
また、経営資源が限られているため、セキュリティ対策に十分な投資ができないという課題もあります。
4-2. 古いシステムやソフトウェアは脆弱性が高い
古いシステムやソフトウェアは、脆弱性が多い可能性があります。攻撃者は、こうした脆弱性を突いて侵入します。
そのため、常に最新のシステムやソフトウェアを使用することが重要です。
4-3. ホームページの管理体制が脆弱
ホームページの管理体制が脆弱な場合も、被害にあうリスクが高くなります。
具体的には、以下のような対策が重要です。
- パスワード管理の徹底
- 管理者権限の限定
- アクセスログの監視
ホームページがサイバー攻撃被害となる原因は、ホームページのセキュリティ強化するだけではありません。
例えば、他サービスやSNSなどで使用しているアカウント情報が漏洩する場合があります。もし、SNSと同じIDとパスワードがホームページの管理ログイン情報にも設定されている場合、SNS情報を使って不正ログインされることも考えられます。
5. ホームページをサイバー攻撃から守る方法
ホームページをサイバー攻撃から守るためには、以下の対策が有効です。
5-1. 最新のセキュリティ対策を導入する
ファイアウォールやウイルス対策ソフトなどのセキュリティ対策を導入し、常に最新の状態に更新することが重要です。
また、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)などの高度なセキュリティ対策を導入するのも有効です。
5-2. 定期的にソフトウェアを更新する
OSやソフトウェアは、常に最新の状態に更新することが重要です。
アップデートには、セキュリティ対策に関する修正プログラムが含まれているため、定期的に確認して適用しましょう。
5-3. 強固なパスワードを設定する
パスワードは、推測されにくい複雑なものを設定しましょう。英数字を混ぜたもので桁数を多くするなどの対策が有効です。逆にホームページに掲載されている郵便番号や番地、電話番号などから推測されるようなパスワードは控えるようにしてください。
また、パスワードを使い回さないことも重要です。
5-4. 従業員への教育を徹底する
従業員へのセキュリティ教育を徹底することで、被害を防ぐことができます。具体的には、以下のような内容を教育する必要があります。
- フィッシング詐欺対策
- パスワード管理
- 情報の取り扱い
5-5. 定期的にバックアップを取る
ホームページのデータを定期的にバックアップを取ることで、被害を受けた場合でも復旧することができます。
バックアップデータは、オフラインで保存しておくことが重要です。
6. まとめ
サイバー攻撃は、個人事業主や企業にとって深刻な脅威です。しかし、適切な対策を講じることで、被害を防ぐことができます。
この記事を参考に、ぜひ自社のホームページのセキュリティ対策を強化してください。
WP保守ガードでは、WordPressサイトの引継ぎ管理時にセキュリティ強化対策を実施して、ホームページを安全に保守管理いたします。
セキュリティ対策に関するご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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WordPressを使ったサイト制作は10年以上。
これまでにショッピングサイト、カーショップ、不動産、認定講座、弁護士、生命保険、病院、司法書士、飲食店、運送業、高校案内サイト、留学案内サイト、施設案内サイト、幼稚園、鍼灸院、キャンプ場、大学など、多数のサイト制作してきました。
じっくりと話し合い、お客様にピッタリのご提案やサポートを目指します。
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