WordPressやホームページの保守は必要?最近のサイバー攻撃事例から徹底解説

不正ログインは危険

ホームページは、企業にとって重要な情報発信拠点です。

しかし、近年巧妙化するサイバー攻撃によって、ホームページが攻撃され、被害を受けるケースが増加しています。

  • ある日、突然サイトが改ざんされてしまった
  • サイトの管理情報が奪われてしまった
  • サイトの不具合が復旧できない

どんなサイトでも被害発生するリスクがあり、特に資金が潤沢な企業ではリスクが増える傾向です。

そこで今回は、最近のサイバー攻撃事例からホームページの保守の必要性について、具体的な事例を交えながら詳しく解説します。

1. サイトを狙ったサイバー攻撃事例

近年、サイトを狙ったサイバー攻撃は増加しており、被害は企業規模に関わらず深刻化しています。
以下は、近年発生した代表的な事例です。

1-1. 名古屋港のランサム被害

2023年7月、名古屋港がランサムウェア攻撃を受けました。
攻撃者は、VPN機器の脆弱性を狙って不正アクセスした可能性が高く、名古屋港の全ターミナルの作業停止となりました。

1-2. イセトーのランサム被害

2024年5月、自治体や企業から印刷・発送業務などを委託されている「イセトー」がランサムウェア攻撃を受けました。

個人情報が90万件いじょうになる可能性があるとして、大きな被害となりそうです。

1-3. KADOKAWAの個人情報流出

2024年6月、KADOKAWAが不正アクセスを受け、全サービスをシャットダウンすることになりました。

KADOKAWAの場合、全てのサービスを1つのサーバで運用していたようで、管理者権限を奪われたため、全てのサービスが終了、そして、個人情報が抜き取られてしまいました。

1-4. 岡山県精神科医療センターへのランサム攻撃

2024年6月、岡山県精神科医療センターがランサムウェア攻撃を受け、オンライン診療システムが約1ヶ月間停止しました。

これによって、患者情報が流出となりました。

 

これらの事例からも分かるように、サイバー攻撃は巧妙化しており、従来のセキュリティ対策では十分に対応できない状況になっています。

2. なぜサイトが狙われるのか?

サイトがサイバー攻撃される理由は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

2-1. 金銭利益の獲得

クレジットカード情報やマイナンバーなどの個人情報は、闇市場で高値で取引されるため、攻撃者のターゲットになりやすいです。窃取された情報は、不正利用や金銭窃取に悪用されます。

そこで、ランサムウェア攻撃があります。

ランサムウェアとは、マルウェアの一種で、感染したコンピュータのファイルを暗号化し、復旧のために身代金を要求するものです。

近年、ランサムウェア攻撃は巧妙化しており、企業や団体が被害を受けるケースが増加しています。

サービス妨害攻撃は、Webサイトやシステムに大量のアクセスを集中させ、サービスを停止させる攻撃です。攻撃者は、被害サイトを脅迫し、金銭を要求することがあります。

2-2. 情報窃取

企業の研究開発情報や顧客情報などの機密情報は、競合企業にとって非常に価値が高いため、攻撃者のターゲットになりやすいです。窃取された情報は、不正競争や金銭的な利益の獲得に悪用されます。

2-3. 悪意のある行為

攻撃者は、Webサイトを改ざんし、偽の情報を掲載したり、マルウェアを仕込んだりすることがあります。改ざんされたWebサイトは、利用者に被害を与える可能性があります。

攻撃者は、Webサイトへのアクセスを妨害し、サービスを停止させることがあります。これは、単なるいたずら目的の場合もありますが、金銭を要求するために行われることもあります。

攻撃者は、企業や団体を標的としたサイバー攻撃を行い、その評判を落とすことがあります。これは、競合企業による攻撃や、政治的な意図で行われることもあります。

近年では、サイバー攻撃の手法は巧妙化しており、個人や企業にとって深刻な脅威となっています。サイバー攻撃から身を守るためには、適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。

3. WordPress保守でできること

WordPress保守では、以下のような対策を行うことができます。

3-1. WordPress本体、プラグイン、テーマの最新バージョンへのアップデート

脆弱性を修正した最新バージョンへのアップデートは、WordPressサイトを守るための基本的な対策です。

WordPress本体、プラグイン、テーマはそれぞれ定期的にアップデートされていますので、こまめに最新バージョンに更新することが重要です。

3-2. セキュリティ対策プラグインの導入

セキュリティ対策プラグインを導入することで、ログインセキュリティやマルウェア対策などを強化することができます。

3-3. 定期的なバックアップ

万が一、サイトが攻撃を受けた場合でも、定期的なバックアップがあれば復旧することができます。

バックアップ方法や保存場所についても対策をおこなう必要があります。

3-4. 脆弱性診断

定期的に脆弱性診断を行うことで、サイトに脆弱性がないかどうかを確認することができます。

定期的におこなうことによって、被害を最小限に抑えることにもつながります。

3-5. 運用状況の監視

サイトの運用状況を監視することで、異常な動きを早期に発見することができます。

不正ログインされていないかどうか、サイト改ざんされていないかどうかなど、定期的に監視をおこなう必要があります。

4. WordPress保守は自分で行うべき?業者に依頼するべき?

WordPress保守は、自身で行うことも、業者に依頼することもできます。

4-1. 自身で行う場合

WordPressに関する知識がある場合は、自身で行うことも可能です。
ただし、最新の情報に常にアンテナを張り、適切な対策を行う必要があります。また、時間と手間がかかります。

4-2. 業者に依頼する場合

WordPress保守を専門とする業者に依頼すれば、時間と手間をかけずに、より高度なセキュリティ対策を施すことができます。

 

保守を自分で行うか、業者に依頼するべきかは、特に費用で悩むところではありますが、費用だけで判断してはいけません。

一番大切なことは、万が一不具合発生した時でも復旧対応できるかどうか、という部分です。

自分で保守していたとしても万が一の不具合はトラブル発生時に復旧できるスキルがあるかどうかによって、決め手にするようにしましょう。

自分で保守している時には、バックアップファイルを使って復元できるかどうか、行ってみることをオススメします。

5. WordPress保守業者を選ぶポイント

WordPress保守業者を選ぶ場合は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 豊富な実績を持つ業者を選びましょう。
  • 高い技術力を持つ業者を選びましょう。
  • 充実したサポート体制を持つ業者を選びましょう。
  • 適切な料金設定をしている業者を選びましょう。

また、万が一の不具合発生時に別途費用が発生する業者や土日対応できない業者もありますので、契約前にはしっかりと確認するようにしましょう。

6. まとめ

Webサイトやホームページでは、サイバー攻撃の標的になりやすくなってきました。特にWordPressでは、しっかりと保守を行うことで、このリスクを軽減することができます。

WordPress保守は、自身で行うことも、業者に依頼することもできます。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選択しましょう。

WordPress保守のご相談は、WP保守ガードにお気軽にお問い合わせください。

WP保守ガードは、豊富な実績と高い技術力を持つWordPress保守業者です。お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。まずは、無料相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

投稿者プロフィール

遠藤 晃太
遠藤 晃太代表
WordPressを使ったサイト制作は10年以上。
これまでにショッピングサイト、カーショップ、不動産、認定講座、弁護士、生命保険、病院、司法書士、飲食店、運送業、高校案内サイト、留学案内サイト、施設案内サイト、幼稚園、鍼灸院、キャンプ場、大学など、多数のサイト制作してきました。
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